2013年2月24日

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーウィザード 改造 中級編

前回は初級編として削った盛ったをあまり必要としない改造を行いました。今回は中級編として更なる改造をお届します。前回の首の改造はお手軽で良いのですが後ろから見ると首と頭部の付け根が丸見えな上、スッカスカな印象を受けます。前から見る分には良いのですけどね。根本的な改善は首自体を延長する必要があります。しかし、首の中には軸が通っていると想定され、切断する位置によっては悲惨な目に合います。なので首の根本から延長することを考えます。

DSC_1995.jpg 何にせよ首を根本から外す必要があります。その為に胸部をバラすことにしました。胸のクリアパーツは簡単に外れます。その下にネジが隠れていて、コイツを外すことによって完全にバラすことが可能になります。

DSC_1996.jpg 中はこんな感じになっています。中心のパーツに胴、首、腕の全てが接続されています。首を延長するには接続軸を伸ばすのが簡単なのですが強度的な不安が残りそうなので断念。その代わりに一旦首を外し、接続の穴の中に適当なものを詰めてボールが完全に埋まらない様にしました。

DSC_1998.jpg その結果がコレ。頭部は正規の接続方法で接続しています。微妙に頭部の位置が高くなっており、悪くないと思います。それでもまだ短い印象を受けるのにはもう一つ問題点がある為です。

DSC_2000.jpg 資料と見比べると解るのですが、胸元の赤い部分が異様に高いんですよ。そこでバランスがおかしくならない程度に短くカットします。この影響で本体の空洞部分がチラッと見えてしまうためパテで埋めて整形しました。

DSC_2003.jpg どーです?かなり改善されたと思います。頭部には一切手を加えていません。

DSC_2013.jpgDSC_2024.jpg 塗装して完成!

DSC_2019.jpg

そして次回予告。上級編で真の完成を見る!アゴの修正は中級編として作業していましたが難易度が高いので上級編にシフトしました。胴周りに手を入れようか未だ悩み中。
DSC_2030.jpg

2013年2月19日

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーウィザード 改造 初級編

DSC_1963.jpg 「どーしてこうなった?」という皆さんの声が聞こえてきそうなS.H.フィギュアーツのウィザード。最初に見たとき、THE仮面ライダーズという食玩を思い出しました。今回はほんのちょっと手を入れるだけで印象が変わるお手軽な改造を施します。

DSC_1973.jpg 先ずはめり込んだ頭。ネットでも良く見かける手法ですが、首のボールジョイントをはめる為の穴をΦ3mmのピンバイスで浅く空けます。深く掘ると元も子もないので現物合わせで慎重に。

DSC_1967.jpg そして胴の短さを少しでも改善させます。下半身と胴をつなぐボールジョイントの受け側は珍しくプラ製になっています。これはマントパーツ取り替えを考慮して外し易くする為でしょう。

DSC_1969.jpg 熱湯に胴パーツを暫く浸け、ペンチでボールジョイントの受けパーツを掴んで外します。良く見るとマイナス状の凸モールドがあるのが分かります。プラ製のパーツを90度回転させて差し込むと凸モールド(1.5mm程度)分位飛び出した容となります。この分、胴が長くなるというわけです。

DSC_1980.jpg ハイ、お手軽改造あがり!
たったこれだけで結構印象が変わります。と、いうよりも慣れてきたというのが正しいのかなぁ~?

と、ここまではネットでも良く見かける類の改造です。
狂鮟鱇的にはもうちょっと勇気のいる改造を中級編以降で施して行きたいと思います。

2013年2月16日

少し地獄を愉しみましたよ?

DSC_1938.jpg ネットで見かけるエターナルへの特撮リボルテック バットマンのマント移植、私もエターナルを所有していた時にやろうかとも思いましたがその為だけにバットマン買うのもアレだったんでやめといたのですが・・・今回依頼を頂きました。

DSC_1956.jpg 改造は単純のハズでした・・・・。穴を空ける際、水平に空けてしまうと差し込むリボ球の軸を首が干渉するために刺さりません。垂直に掘ってゆくのですが、ちょっと難しそうだったので首を避ける様に斜め下に掘っていったんです。するとガリっという感触があり、いや~な予感。胸部内部にあるネジに到達してしまったようです。しかもこのネジは肩関節を締める役割をしており肩関節がユルユルに。改造前から緩めではあったのですが、明らかに緩い(汗 ということで胸部を分解し内部のネジの位置を変更しました。

DSC_1954.jpg でもこのお陰でリボ球の軸もしっかり奥まで刺さる様になりました。Φ3mmのバイスで開口しましたが接続はちょっと緩めです。胸部の中が中空なので軸の摩擦が小さいんですね、なので中にパテを詰めてなるべく摩擦を大きくする様にしました。それでも緩いですけど(汗

DSC_1945.jpg 少しハプニングがありましたが結果オーライ。可動マント良いんですが自立は難しいです。お預かりしたのが最低限のものであったので例のポーズが取れないのが残念!ガイアメモリにはエターナルのマークを貼りましたが判別は殆どできません。

DSC_1959.jpg これは余計なお節介ですが、どーしても気になったんですよ。あのインド人の額にあるヤツみたいな塗装が。どーしてあーなった?と、いうことで例の丸い塗装をシンナーを含ませた綿棒でそっと拭きとり(慎重に!)、シルバーを下地に蛍光レッド+蛍光オレンジを塗装しました(全てガイアノーツ)。あーすっきりした。

魂ウェブ限定 S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーエターナル
B004NNIR1O

特撮リボルテック SERIES No.008 バットマン
B004U5X2W4

2013年2月14日

1/12 サイクロン号 Ⅱ 製作 01

cb1300_cyclone.jpgのサムネイル画像

THE FIRST/NEXTの2号用サイクロン号にボチボチ着手しています。先ずはカウルを何とかせにゃならん、ということで図面をせっせと引いています。あまり細かくやりすぎても自己満足になってしまうのでここいら辺でやめておきます。問題はカウルをバキュームフォームにするかどうか。個人的にはバキュームフォームでなくパテで造形してレジンに置換したい。どちらにせよ雄型が必要なのでその型を作ることから始めます(パテの場合、この離型処理した雄型にパテ盛って整形して型を外します)。
1号のサイクロン号のカウルが意外と横幅の大きさが合うのでカウルの中にパテを詰めていって雄型の一時原型にしようと思います。でもこの方法だと図面引いた意味あんまりないよな~。最初は-1mm位オフセットした図面をプラ版から切り出してその上にパテ盛って造形しようとしていたんです。

イクサリオンは放置中・・・・このペースじゃ今年のアレに間に合いそうもありませんね(汗 何年越しだ?

2013年2月11日

もう一つの旧1号 後篇

DSC_1900.jpg 一旦完成です。チャームポイントはやはり開いたクラッシャーでしょうか。

DSC_1914.jpgDSC_1915.jpg 工作自体は前篇で完了しているので特に書くことがありません。

DSC_1920.jpgDSC_1922.jpg 以前のバージョンと異なるのはクラッシャーだけではなく、塗装も異なります。クラッシャー及び後頭部の三角は桜島と同じ色、グローブ、ブーツ、コンバーターラングは以前の物に更に純色イエローの分量を増やしより緑に寄せています。
工作的な違いはクラッシャーの分割とシワ加工を省略している点のみとなります。シワ加工は時間があるときに納得のゆくまで対応しようと思います、これが冒頭で一旦完了とした理由です。

Real Action Heroes DX 仮面ライダー旧1号 Ver.3.0
B000S6BXU2070624_002.jpg もう一つの理由がこのポーズをどうしても再現したいのです。フィギュアーツではコンバーターラングが干渉するので物理的に無理です。これはメディコムトイのver.3.0ですが、思わずポチりそうになってしまいましたよ(汗

DSC_1926.jpg コンバーターラング無しでもこれが精一杯。胸のパーツの切り欠きを大きくすれば何とか前でクロスさせられるかも・・・いや、無理かな?専用パーツをスクラッチしてでも再現したいと思います。少なくともラングは専用パーツにする必要がありますね。この個体は胸パーツにネオジム磁石を仕込んでコンバーターラングの交換を試行しています。磁石が小さすぎて(HiQパーツの直径2mm)保持力が足りないのか腕を動かして干渉するとポロリし易いです。

以降は番外編として続けて行きます。

2013年2月 3日

もう一つの旧1号 前篇

前回作成した旧1号はメディコムの旧1号で言うところのver.3.5にあたります。今回作成しているのは同ver.3.0に該当します。
DSC_1861.jpg TV1話に登場したバージョンはクラッシャーが噛み合っておらず、口が開いた様になっていました。新1号には存在しないクラッシャー横にある謎の物体はどうやらクラッシャー止めらしいです。本来は桜島にも存在しない様です。
製品のクラッシャーはプラ製ではなく、加工には不向きな為、レジンに置換して2個分を分割加工しています。コンパウンドアイの塗装は表と裏両方から施してあるので除去します。薄め液で根気よく落とすのがベストなのでしょうが、私はツールクリーナーを綿棒に浸けて一気に拭きとります。ですが、ツールクリーナーはプラ表面を侵すので個人責任で(汗 あらかたツールクリーナーで落とした後は薄め液で丁寧に拭きとります。

DSC_1864.jpg 前回はテキストの説明のみでしたが、コンパウンドアイはマスクはクリアのままで内臓の方に塗装を施しています。ちょっとグロいですよね。

DSC_1859.jpg 組み合わせるとこんな感じに。この「クワッ」という感じが好きですね。でも配色はve.3.5の方が好みですけどね。