デカールの貼り付け方を教えて欲しいというリクエストがあったので、我流ではありますが公開します。確かに、R-01買った人がモデラーとは限りませんからね。先ずはツールから。
右から、
・マークソフター:デカールを軟化させます。複雑な形状に貼りつける場合は必須です。サイクロンにはそのような場所がないのですが、定着を良くする・シルバリングを抑えるという意味で私的には必須です。
・デカール専用ハサミ:非常にシャープな切り口のハサミです。曲線部をカットする場合に使用します。あった方が便利ですが、無くても良いです。但しハサミは専用のものを使うこと。カットした断面に違いが出ます。
・デザインナイフ:必須。主にこいつで切り出しています。必ず、新品の刃を使うこと。
・定規:直線を切りだす際のガイドにします。別に金属製である必要はありません。たまたまです。
・リキッドデカールフィルム:必ずしも必要ではありません。表面を保護する為に塗布します。初めのうちは塗布していたのですが現在は使ってません。ひょっとしたらクリアコートする際の保護に使えるかも。気合の入った模型店でないと入手が困難。
・綿棒:水分を拭き取りる際に使用。ケチケチせずに使います。
・水:小皿に水を張っておきます。気分的に浄水です。
それでは切り出していきます。最初は大まかにナイフで切り出します。定規をガイドとする際はなるべくデカールの上に置くのではなく、紙などを挿んで保護しましょう。結構、定規のエッジで傷が付きます。また、カットする直線がナイフの刃渡り(?)よりも短い場合、ナイフをスライドさせるのではなく、上から押し切る様にした方が簡単且つ綺麗にカットできます。この時は定規等のガイドは使いません。

こんな感じに切り出します。結構大雑把です。ウェーブ製のデカールシートは薄くそんなに余白は気になりません。貼り付けの対象自体、デカイですしね。

切り出したデカールを台紙ごと水に浮かべます。10秒位で良いです。水から取り出して少し指でずらします。ここでポイントなのですが、貼り付ける箇所は水で濡らして置きます。これをやっとかないといきなりビチっと貼りつく場合があります。私が失敗する原因のワースト1はこれです。台紙からズラしつつ貼りつけたい場所に置きます。

この段階ではデカールは水に浮いているような状態なので位置決めは比較的簡単なはずです。実はここからが一番難しい。デカールの一部を抑えつつ、回りの水をティッシュで吸い取ります。このとき、デカールの下にはまだ水分があります。私はこの状態でマークソフターを塗布します。しばらく待ってデカールがやわらかくなったところで綿棒でデカールの下の水を追い出して行きます。
ポイント2:完全に乾くまで絶対に触らないこと!一見定着したように見えますが、他のデカールを貼りつけようとして触ったりするとペロンとめくれます。私の失敗の原因ワースト2がこれです。なので、デカールを張り付ける順番も考えて貼る必要があります。特に立花レーシングロゴとタンクカバーのウィングロゴは最後に貼るのがお勧めです。あと、急いで作業をしないこと。嬉しくなってついつい完成を急ぎたくなりますがぐっと我慢です。
デカールの貼り直しについて
一度貼り付けたデカールを剥がす場合、セロテープをトントンという感じでパッティングして下さい。きれいに剥がれます。テープを強く押し付けすぎると糊が本体に付着して取れなくなるので注意して下さい。一度、肌に貼って粘度を落とした方が良いのかもしれません。
と、こんな感じですが、あまり参考になりませんね・・・・・。