2013年7月30日

街道レーサーデカール作成 完結編

いや、あらかた前回迄の更新で説明していたんですが、前回が中編だったので続かないとアレだなと思いまして・・・。

DSC_3462.jpg 長かった・・・、いやほんと。1セット辺り2+1/3枚、写真のものは9セット分で21枚もあります。厚さにして1cm以上(汗
今回改めて分かったのが、ランニングコストが凄く悪い。いつもウェーブのシートの1/4程度のサイズのものしか刷っていなかったので気になりませんでしたが、インクの減りが半端ない。特色ホワイトは多分6~7枚で無くなります。今後、入手が困難になってくることもあり色々と考え直さなくてはなりません。

プリンターを修理したお陰で版ズレが無くなり、かなり助かりました。しかも特色ホワイトの2重刷りも問題なし!(中間に光沢仕上げを挟む必要もありません)いや~、本当に良かった。

これであと10年は戦える。

2013年7月25日

プリンタが帰って来た!

昨夜、修理に出していたMD5500が帰って来ました。営業日のタイミングにもよると思うけど、送り出してから2週間掛かりました。
綺麗になって帰って来た我が子に感動です。ボロボロだった部品も新品になっています。費用は17,850円(返送送料、代引き手数料込)でした。そこそこ良いインクジェットが買えてしまいます(汗 でもそれだけの価値はあるんです!

早速、街道レーサーデカールでテストプリントしましたが、感動ものです。散々悩やまされた版ズレが見事に解決しています。
これで用紙一杯のデカールを効率良く出力出来るってもんです。(これまでは版ズレを極力防止する為に用紙上半分と用紙下半分に分けて印刷していました。単純に手間が倍、失敗のリスクも倍です)

サポートが完全に終了する直前にもう一度オーバーホールに出したいと思います。
しかし、これだけ修理して使われているプリンタってそう無いと思います。ホント、名機だなぁ。

早速、ペンディングとなっていたデカール作業を再開いたしますのでもう暫くお待ちいただきたいと思います。

2013年7月18日

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー旧1号(製品版) リペイント小改造

DSC_3326.jpg 以前改造したものは桜島版をリペイントしたものでしたが、この度めでたく旧1号が発売されたので早速リぺイント+小改造を施しました。

とはいっても基本は以前のものと変わりがないので特筆すべきことはありません。
今回マスクの基本色には手を入れていません、ちょっとラメがキツイかなという気がしますが、パール塗装でこの色合いが出せるか不安だったので。
クラッシャーは以前のものよりも若干暗めにしてあります。

DSC_3336.jpg 左が改修前、右が改修後です。
色に関しては皆さん様々な思いがあるみたいですね。

【改造箇所】
クラッシャーを下から段差モールド分短縮後に段差モールドをBMCダンモで再現
レジンに置換後に上下分割して番組初期の開いたクラッシャーを再現しています

コンバーターラングはエポパテで作成したものをレジンに置換して使用。

【塗装レシピ】
以前と殆どかわりませんが・・・・

(C)=GSIクレオス
(G)=ガイアノーツ

・スーツ:(G)ウィノーブラック(コンバーターラングを外した跡を整形後に部分塗装)
・コンパウンドアイ:元のクリアレッドを落とし、モールド部を混色したピンクを薄く塗装
・ブーツ、グローブ:(C)スージーブルー + (G)アイスコバルト + (C)クールホワイト + (G)純色イエロー + (G)純色シアン
・クラッシャー:ブーツの色に更に(G)純色イエローを加えたもの
・ベルトの飾りボタン:(C)GXディープクリアレッド
・首:(G)フレッシュ

DSC_3327.jpgDSC_3329.jpg

DSC_3331.jpgDSC_3332.jpg

DSC_3322.jpgDSC_3316.jpg

DSC_3333.jpgDSC_3334.jpg ポージングのセンスはありません・・・(汗

ギプスが外れて初の作業だったのですが特に支障無く行えました。
次はリハビリ第二段、電王アックスフォームです。

例によってアレしています。

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー旧1号
B00C4MD9K0

2013年7月16日

海外行ってました

社員旅行で。
いや~、楽しかった―!
ギプスはギリギリのタイミングで着脱可能なやつにして貰えました。
ただ、完全な状態ではないので簡単な作業からリハビリしていきたいと思います。
リペイントとか簡単な(やわらかいものの)切削なら可能かと思いますが、
パテをゴリゴリとかは未だ無理かも。
取りあえず、予告していた旧1号と電王アックスフォームのリペイント小改造を行う予定です。

期間中コメントやメールに返信できていませんが順次返信いたします。

あ、
あとアルプスのMD5500を里帰りに出しています。帰ってくるのが楽しみです。

2013年7月11日

狂鮟鱇コレクション 2013 summer

また、Tシャツのアイロンプリント作成の季節がやってまいりました。

DSC_3221.jpg 前回の記事のインコムロゴはこの為だったんですね~。自分で言うのもなんですが、ベースの色とマッチして可愛くないですか?

DSC_3222.jpg バックもコーションマークから。文言はインコム下の物と全く同じでした。まず、AND から始まるってのがあり得ないですよね。このデザインもカトキ氏なんでしょうか・・・。外国人に読まれたら、こいつアホかと思われそう。

DSC_3223.jpg 以前作ったショッカーマークより大きめに再作成。ゴールドはもっとギラギラした方が良かった。

DSC_3224.jpg 何気にお気に入り。zimmad社ロゴをジーパンの後ポケットにプリントしました。もっと大きいサイズのロゴも作ってあるのでまたの機会にTシャツにプリントしたいと思います。

2013年7月 9日

センチネル系ガンダムデカールを購入、しかし・・・

とある理由でリフレクターincomのロゴが欲しくてガンダムデカールをAmazonで注文しました。
プレ値が付いていて痛かったが、ネットでもトレース可能な資料が無かったので仕方なく・・・・。

gundam_decal_21,jpg.jpg やって来たデカールは経年劣化で白が黄ばんでいました。私が所有しているガンダムデカールも同様なので、これは想定内。
そもそも"貼る"のが目的ではなく、トレース用資料としてなので無問題。しかしデカールの解像度が低いためか小さい文字の判別が出来ませんでした。

ところが、です。急にあることを思い出しました。先日えてもんきー氏に頼まれてデカールを作成した際、アプルーブドガンダムの巻末のマーキング資料に
GFF版のEx-sガンダムのマーキングがあったことを思い出しました。恐る恐る本をめくると・・・・incomのロゴあった(涙 文字も判別可能です。相変わらず意味不明な内容ですが(汗

ガンダムデカールは完全に無駄金でしたね(泣 この空しさをどうすればよいのか。

incom_logo.jpg

2013年7月 8日

認めたくないものだな

ここ半年位前から細かい作業を行っていると、目の前の対象物がぼやけて見えにくい。
少し離れると見えるが、当然詳細なディティールがわからなくなる。
よく奥さんに「これ見て」と携帯画面を目の前に出されるが、全く見えない。
「それ、老眼だよ」とツッコミが・・・。認めたくはないがそんなんだろうな~と今日に至る訳です。
昨日、100円ショップを探索していると老眼鏡のサンプルが。最近の100均は何でもあるよね。
何気に同じところに置いてある新聞記事で試してみると・・・。

見えるぞ!私にも敵が見える!

あー、やっぱり。先日の人間ドッグでは裸眼で両目とも1.5だったんだけどな~。
とりあえずお買い上げ、と。

Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 08月号 [雑誌]
B00D6LK3DE

2013年7月 7日

街道レーサーデカール作成 中編

下絵が出来ると次はドットレス印刷の為に各インクカセット毎で出力する版画をレイヤに分解して行きます。今回はドットレスでは再現できない微妙な色合いのロゴがある為、いきなり本番作業にかかるのではなく、カラーテスト印刷の為のデータを作りました。この結果を本番作業に反映させるわけです。

street_racer_color_test_1.jpg 先ずは、テスト印刷用の下絵データ。これが全ての元になります。

street_racer_color_test_2.jpg 特色ホワイト用レイヤ。白い色そのものや、透け防止の為に適用します。デカール作成では単色の黒や、メタリック系以外の色では必須になるでしょう。
白が出力可能というのがデカール作成におけるMDプリンタの最大の強みです。各色レイヤのデータは基本100%黒塗りで作成します。MDプリンタは印刷の際、特定の(1つの)インクカセットを指定して印刷を行うことができます。黒100%のデータを例えば特色ホワイトを指定して印刷すると網掛けでない、ベタな白が出力されるわけです。

street_racer_color_test_3.jpg 続いて標準印刷用レイヤ。ドットレス印刷では再現が難しい微妙な色合いの場合は部分的に標準印刷します。標準印刷ではドットや微妙な縞模様が出てしまうので適用範囲は極力少なくしたいところです。

street_racer_color_test_4.jpg シアン用レイヤ。標準印刷を行った上からもベタを被せることで少しでもドット及び縞を軽減させます。

street_racer_color_test_5.jpg マゼンタ用レイヤ。最終的な出力結果が赤(マゼンタ+イエロー)、や青(マゼンタ+シアン)にする箇所にはマゼンタを出力します。

street_racer_color_test_6.jpg イエロー用レイヤ。

street_racer_color_test_7.jpg メタリックシルバー用レイヤ。殆ど見えませんが、パイオニアのスピーカーのエンブレム部分。資料で頂いていた(多分プラモ付属の)デカールは白で印刷されていましたが、ネットで画像を見ていると、シルバーだと思いました。このメタリック印刷もMDプリンタならではですね。シルバーの上に他のインクを重ねることでメタリックXXXを作ることも可能です。

street_racer_color_test_8.jpg ブラック用レイヤ。特に説明はありません。

street_racer_color_test_10.jpg 最後に光沢仕上げ。全体をカバーする矩形データで出力します。実際に光沢インクを出力するわけではありません。印刷した部分にアイロンが掛るイメージです。なので、こんなデータで出力してもインクが乗っていない部分には変化はありません。
インクが勿体ないと思われる方もいるかもしれません。それは逆でドライバーは印刷対象が途中に無くともインクリボンを巻きとってしまうんです。なので本当は同じ色のデータを横に並べるのが最もランニングコストを抑えられます。が、現実はそう上手くはいかないですよね。
DSC_3216.jpg

2013年7月 1日

街道レーサーデカール作成 上編

利き腕がアレなもんで、工作的な作業は出来ていません(泣 一応、あと10日程で着脱可能なギプスに加工してもらえる様です。だからといって作業可能な状態になるかはわかりませんが・・・。作業可能な状態になればペンディングとなっていた依頼品の再開と、今度出る旧1号の改造、及び電王アックスフォームの改造を行う予定です。

で、今まで何をやっていたかというとデカール作成の依頼を頂いていたのでこれに掛りっきりでした。もともとは別の方からデカールを入手(依頼)していたのですが連絡が取れなくなったとか・・・あれ、どこかで聞いたような・・・?
street_racer_original.jpg これが、サンプルとして送られてきたデカール。旧車?族車?・・・、いえ、街道レーサーです。しかし、凄い密度です(汗
サンプルデカールは少々難がある様に感じました。特に特色ホワイトを重ね刷りしていますが、剥がれが酷いです。私のプリンタでも特色ホワイトを重ね刷りをすると同様の現象が置きます。光沢仕上げを間に挟むと改善するとの書き込みを見たことがありましたが効果無しでした。なので純粋なホワイト部分には特色ホワイトの上にベースドホワイトを重ねる様にしています。透け防止の下地としてのホワイトは1重にせざるをえません。
あと、最終的に光沢仕上げがされていませんでした。個人的には光沢仕上げを行うのと行わないのとでは印刷面の強度が異なるので必須です。恐らく光沢仕上げをしない場合、印刷面が凸凹しているので引っ掛かり易いのではないかと推測します。

street_racer_1-1.jpg そして出来上がった版画がこれです。古いロゴが多くベクターデータも入手出来ないものがあったのでそれらに関してはスクラッチしています。YOKOHAMAロゴの白バージョンもデータにはちゃんと入っているのですが、Web用にjpegを出力すると飛んでしまいます。何故だろう?

street_racer_1-2.jpg もともと頂いていたサンプルとは別に追加のロゴがあったので1セット辺りシート1.5枚位かなと見積もっていましたが甘かった。2枚でも足りません(汗1ロゴ辺り4つづつとなったのも見積もりが狂った要因の1つです。しかし、凄い密度です。レイアウトには苦労しましたが、使う側からしても切り出しに気を使いそうですね。

street_racer_1-3.jpg 前部で2.5シート分使います。印刷ステップが滅茶苦茶多そうです(=失敗のチャンスが増える)。眠いときの作業は厳禁ですね(笑