フィギュアーツ史上最高傑作とも思えるイクサですが、結構塗装が省略されています。
Webで資料を漁っていたところ、以前、頭部改修版ディケイドをお譲りした方から「仮面ライダーキバ特写写真集 CREST of KIVA【キバの刻印」という写真集を頂いてしまいました。(本当に良いものを頂きました、ありがとうございます!)
この写真集、資料性が非常に高く細かいディティールまで確認できます。当然イクサも載っており色々と分かってきました。その全てを再現するのは無理ですが、自分が納得行くレベルまでは再現しようと思ったのでした。
造形での弱点はなんといってもホーンの角度でしょう。これは試作品の時点から非常に気になっていたポイントですがとうとう修正されずじまい。幸い、ホーンのパーツは接着されておらず、取り外しが可能です。
※この時、ホーン上部を持って外そうとしてはいけません。パキっと行きます。経験者は語るです。
軸の上部を斜めに削ることでホーンを起こすことが可能になります。また、正面から見て右側に傾いている様に感じるので軸を削って修正します。軸を削ったことにより、ゆるゆるになるのでエポキシ系接着剤で固定します。
改造点は以上。以降は塗装編です。
アゴの黒いラインの塗装が省略されているのでエナメルのフラットブラックで塗装。
写真集を見るまでは知りませんでしたが、シルバーに見える部分はいわゆる"シルバー"と"チタン系のシルバー"を使い分けています。フィギュアーツはシルバー一色なので実物通りに塗り分けます。脇の一段窪んだ部分、腹部のサスペンダー状のモールド、肩アーマーの下部をチタン系シルバーで塗装しています。具体的にはクレオスのスーパーチタンにゴールドを少量混ぜた特製チタンシルバーを塗装。肩アーマーなんて、写真集みなければ気が付かなかったよ。肩アーマーのゴールドっぽく見える部分はガイア限定色のブラス。実物はゴールドのシートを貼りつけた後、軟質の透明樹脂でコートしているのだそうな。こんど、ウレタンクリア―吹いてみよう。
▲に∴のシルバーのワンポイントも省略されているのでエナメルのシルバーを筆塗り。
肩アーマーとボディ上部は実物通りスミイレを行っています。
腹部のハトメ状のモールドは塗装が省略されているのでゴールドで塗装後、中心の穴にスミイレ。胸部の各所にあるハトメ状のモールドは何故か赤でスミイレしてあったので黒に変更。
他にもちょこちょこと追加塗装しています。何処かわかるかな?
背中は省略が激しい、中心のゴールドは勿論、そのサイドのダクトの様な部分もニュートラルグレー+ブラックで塗装しています。でも殆どブラックにしか見えないな(涙
ベルトの後部ユニットは染めQプライマーを吹いた後に染めQのブラックを塗装、更にガイアのシルバーを吹いています。このベルトのパーツ、ふにゃふにゃの軟質パーツなので染めQが大活躍です。
ダクト状の部分はニュートラルグレー+ブラックで塗装。ふくらはぎの▲∴は完全に省略されているので、クレオスのブラックで▲塗装後、エナメルシルバーで∴を塗装。
大腿部のサイドアーマー及びヒザアーマーにあるハトメ状のモールドも塗装が省略されているので他部分と同様に処理。今回、ゴールドはガイアのものをエアブラシで吹いています。その際、小さい円を抜いたマスキングテープをクラフトロボで作製しました。クラフトロボ、いい仕事しますぜ。
足首サイドは特製チタンシルバーで塗装、その中にある円いモールドはゴールドで塗り分けています。本当はここもハトメ状になるべきなのですが、金属加工は怖いのでこのまま(ボタン状)にしています。
未改修のものと比較。特に肩アーマーの特製チタンシルバー塗装は効いています。
後ろは見違えました。これ系のフィギュアって本当に背面の塗装が省略されますよね。特にソフビ。
映画で果たした母娘共演。フィギュアーツでも。第一世代のイクサはフエッスルが揃っていない様なので厳密には違うのですが・・・。
今回3体所有する内の2体に改修を加えました。この改修版の1体をオークションに出品します。
3月7日終了予定です。
また、1/18凱火も追加出品しています。こちらも3月7日終了予定です。