2017年6月27日

S.H.フィギュアーツ アマゾンオメガ&アマゾンアルファ小改造

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依頼によりアマゾンオメガおよびアマゾンアルファの部分リペイントを行いました。

<アマゾンオメガ>
先駆者の力を借りて可動範囲の改善を行いました。詳細は該当記事を参照してください。

第二の目はデカールで再現します。複眼裏はシルバーで塗装されているのでうすめ液等で慎重に落とします。
シルバーを除去したら複眼裏から自作デカールを貼り付けます。
インナーパーツにはミラーフィニッシュを貼り付けました。
DSC_8632.jpg

※多分、複眼裏に直接貼り付けた方が第二の目はクッキリと浮かび上がると思いますが貼り付けに失敗すると黒デカールからやり直しとなる為、インナー側に貼り付けました。

DSC_8614.jpgDSC_8615.jpg 複眼は表からガイアノーツ蛍光レッドを上塗りしてUVで蛍光する様にしています。

<アマゾンアルファ>
こちらは傷をUVで蛍光する様にとのオーダーでした。初めはキズ柄の上にマスキングテープを貼って、ペンで傷の輪郭をなぞってトレースしてカットデータを作ろうとしてたのですが途中で直接カットする方法に変更しました。

IMG_4726.jpgIMG_4727.jpg パーツにマスキングテープを貼り、傷の輪郭に沿ってデザインナイフでカットした後、ガイアノーツの蛍光イエローグリーンをEXクリアで割ったものを塗装しています。その後マスキングは剥がさずにマスキングの縁を利用して面相筆で黒いラインを引いて行きました。

DSC_8630.jpg 複眼にも同様のペイントを行ったのですが、そんなことしなくてもディフォルトでも蛍光することが後で判明しました・・・(上の画像)。

IMG_4728.jpg ラングのパーツは分解後、ウィノーブラック⇒EXシルバーを吹いた後に汚しを入れています。

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DSC_8618.jpgDSC_8619.jpg キズのラインを完璧にトレース出来ているわかではないので結構ズレたりしたのですが縁取りの太さをコントロールしてリカバリーしました。それでも結構アレなのは反省点です・・・

DSC_8602.jpgDSC_8600.jpg

DSC_8624.jpg 蛍光塗料をキズに上塗りすると色味が変ってしまうので否定的ではあったのですが実際の仕上がりを見てその判断は間違っていたと・・・。
UVでの蛍光は関係なく、色味はよりイメージに近いものになりました。また、縁取りをしたことによってより締まって見える様になったので効果は期待以上のものになったと思います。
これは自分のも同様の改造をしたくなります(時間ないけど)。

DSC_8612.jpg アマゾンオメガは自分のものも改修しようと頭部を分割したところ勢いでパーツが割れてしまいました(泣
耳の部分がガッツリと接着されており、そこを外してから前後に分解する必要があるようです。
具体的には頭部パーツを熱湯にしばらく漬けて接着剤を柔らかくし、耳を左右に押し広げてみます。
少し隙間が空くようになったら恐らく耳の部分の接着は外れたと思うので、そのあとで前後に分解します。
前後の分解は以前ホビーサーチ様でペンチを使ったゴーストの頭部分解方法の記事がありましたがその方法で行っています。

コメント

夜分ですがお久しぶりです。毎日見てて更新待ってましたよ。
おおう、光ってる。特にアルファは野性味あるデザイン上に
夜目を利かせた野生動物っぽさが含まれていいですね。
オメガの第二の目、確かにありました。うっかりすると忘れがちな面にも拘り見せるのがカスタムの基本ですか。

シーズン2もそろそろ最終回です。ここ数年はライダー離れて日本文芸史に深入りしてるので観賞中はずーっと「キッツいなあ、生世話浄瑠璃だなあ」と見応えありつつ詠嘆するばかりでした。世話浄瑠璃(歌舞伎とか文楽とかでやる演目)って悲劇的なぶん観客に対して逆説的に「元気ですかーっ!」の声を掛けてくる作品ので、アマゾンズにはそんなメッセージもあんのかねえとか……(笑)。