2005年5月10日

MG BALL 制作記 其ノ十壱

散々悩んだ挙句、CAUTIONドライデカールでカバーされないデカールについては自作する事にしました。
まず、データ作成から始めます。
なるべく忠実に再現したい為、文字の解読をする必要がありました。
しかし、細かい! ワシは15倍のルーペで必死こいて解読しました。
それでも良く判らないところがあったので適当にでっち上げています。
それでいいんです。 だってオリジナル自体、意味不明の文字列なんですから・・・(ショック)
例えば、(4)(5)(18)(19)のデザインは
MECSM IS ADED
FRM ORKING
DHROUGH ACCES
と書いてありました。 なんじゃこりゃ? (50)はもっと酷いけどね。

スキャンしたデカール画像をイラストレータに読み込み、その上に解読した文字列を重ねて行きます。
FONTはARIAL BLACKでサイズは0.58ptです。
そうやって作ったデータがコレです。
ワンオフ物なのでレイアウトは適当。 失敗時の予備として同デザインの物を多目に配置してます。
これをアルプスのMDプリンタ(MD5000)にて印刷します。
ページ合成機能を使って、特色ホワイトを2度刷り、更に光沢仕上げを施し印刷面の保護をします。
この光沢仕上げをしない場合とする場合では印刷面の保護が雲泥の差です(個人的意見)。
用紙にはWAVEの物を4ツ切りにして使用。
そうして出来上がったデカールがこれです。 といっても印刷色が白な為、殆ど判りませんね。
出来上がったデカールをルーペでチェックしてみると文字は見事に潰れています。
これがMDプリンタの限界なのだろうか? 見た目には全然問題なしです。
因みに、この間バンダイより発売されたガンダムデカールをルーペで見るとやはり文字は潰れています。
解像度はガンダムシール、ガンダム(ドライ)デカール > ガンダム(水転写)デカール、自作デカールの様です。

試しに、貼ってみましたデカールの切り出しにはタミヤのデカール用のハサミを使っています。 デザインナイフ使うと断面が汚くなるような気がするのは気のせい?
貼り込みに少し失敗したものの良い感じ。 予備が沢山あるので気にしない。
それが自作デカールの醍醐味!
余ったデカール、誰か欲しい人いるかなあ(全てのデザインをカバーしている訳ではないけど)?