2008年11月10日

はたしてクラフトロボでデカールの余白をカットできるのか 2

主だったロゴのカットデータが出来たので、実際に出力したデカールをカットしてみたいと思います。前回、厚紙で試行したときには各ロゴデータ自体のアウトラインをカットラインとしていたので、トンボ読み取りの誤差によってロゴ自体がカットされていました。その反省を踏まえ、ロゴのアウトラインから0.5mmオフセットしてカットデータを作っています。

DSC06548.jpg いきなりですが、カット完了。またもやズレてしまいましたが、0.5mmの余白のおかげでロゴ自体がカットされるという事態には陥りませんでした。実は直前に厚紙で試行したのですが、その時はドンピシャだったんです。また、デカール用紙でのトンボ読み取りが失敗するので何度か読み取り開始位置を調整しています。
クラフトロボがカットする際にはキャップが付いたブレードが動いてカットするのですが、ブレードの先端とキャップの面が0.2mmな為にキャップの面がデカール上のインクを擦ってしまうのではないかという懸念があったのです。案の定、一部のロゴで擦れが確認できます。但し、だからと言ってクラフトロボが使えないというわけではありません。と、いうのもその原因がクラフトロボ付属の台紙にあるかもしれない為です。今回のカットは付属の台紙(プラスチックの板に低粘着性のシートが貼ってある)を使用しています。この台紙には使用限度があって、粘着力が落ちるので大体10回位で新しいものに交換する必要があるようです。私はお構いなしに使い続けていますが、本当の問題は粘着性ではなく、カット跡です。カットの際には当然、ブレードがメディアを通り越して台紙にまで及びます。ニードルによるスジボリと同じで台紙にはカットの跡が付き、そのエッジは微妙にめくりあがります。この凹凸で余計な圧がかかりインクを削ったのだと推測します。あと切りカスやゴミも付着しているし(汗。デカールカットの際には台紙に気を使う必要がありそうです。厚紙を使い捨ての台紙にし、スプレー糊でデカールシートを台紙に貼り付ける方法が良さそうです。

DSC06549.jpg 台紙から剥がしたロゴ群。微妙にずれているのが確認できます。前述で「台紙のカット跡のエッジがめくれる」とありましたが、この現象は勿論デカール自体にも発生します。マークソフターでフニャフニャにしたり、厚めにクリアコートするのであれば良いですが、貼りっぱなしの状態ではちょっときついかもしれません。今回、デカールのフィルムのみをカットするのではなく、デカール台紙(クラフトロボの台紙のことではない。ややこしい)毎カットしています。だって、そうでないと意味ないでしょう?薄皮だけカットして、それを更に切り出して水に浮かべることを想像してみて下さい。不要な余白がまとわりついてイライラすること必至です。

続きます、多分・・・。

あまった、1/12デカール、1台分ですが出品中です。カットはしていません。