2009年3月10日

1/12 仮面ライダー THE NEXT サイクロン号 (ver.1.0)

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メディコムトイのProjectBM!仮面ライダーTHE NEXT 1号にすっかり魅了されてからというもの、1/6サイクロン号に手を出してしまいました。
ところが、1/6にはデカールが付属しておらず苦労の末に自作。フィギュアーツのTHE NEXT 1号が発売されたこともあり、せっかく作ったデカールデータを流用したので1/12を作ってみようと思ったのがきっかけでした。
ベースはNew Ray Toyの1/12 CBR1000RRで、劇中のサイクロンもこのCBR1000RRをベースにしています。
このNew Ray Toyの1/12 CBR1000RRは2バージョン存在し、パッケージにNew Rayと入っている(以降、New Rayバージョンとする)ものとトイザらスで展開されているFAST LANE(以降、FAST LANEバージョンとする)のものがあります。
New RayバージョンとFAST LANEバージョンは何れもNew Ray Toy製で姿は同じですが以下の違いがあります。

・ダイキャストの使用比率(FAST LANEバージョンはフロントフォークのみ)
・塗装の省略(FAST LANEバージョンは細部の塗りわけが無い)
・各パーツの裏に余計なモールドがある。
・パーツの形状に微妙な差異がある(ブレーキキャリパー等)。

New RayバージョンのCBR1000RR 2005は現在生産が行われておらず、入手が困難な為、現在でも手に入り安価なFAST LANEバージョンを今回は使用しています。
※理由はCBR1000RR 2007 (!)にシフトしている為と想像します。あるんですよ、2007バージョンが。

当初はお手軽に済ませる筈が、カウルに関してはかなり形状が異なりサイクロン地獄に嵌って行くのでした・・・。
新造や改修したパーツはレジンに置き換えしてトランスキットとしました。
製作には1年を掛けていますが、最終的に手を加えた原型を見ると工作量はさほどでもないんです。
ですが、そこに至る迄のトライ&エラーや、資料集め等、本当に時間が掛かりました。
特に資料に関しては、OH!羆さんに多大なるご協力を頂きました。本当に感謝です。

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IMG_1501.jpg タンクカバーのウィングマークはゴールドインクで縁取り。

IMG_1508.jpg スイングアームの注意書きもデカールで再現。unit prolinkロゴは元々付いています。

IMG_1512.jpg センターのサイレンサーはフレームとガッチリ固定。アルミ板のバンドが良い感じです。アルミ板で固定している訳ではなく飾りです。リベットはアドラーズネスト製のブラインドリベットΦ1.0mm

IMG_1513.jpg メーターパネルは新造。メータはデカールで再現しています。スクリーンがカウルに(リベットで)点付けされているのがわかります。

IMG_1515.jpg サイドサイレンサーはタンデムステップ裏に接着した自作ステーでのみ固定されています。

IMG_1518.jpg スクリーンはPET製でバキュームフォームしています。

IMG_1523.jpg ダクトはエナメルのフラットブラックで塗装。

IMG_1525.jpg サイドのみですが、マフラースプリングも再現。

IMG_1528.jpg フィギュアーツのTHE NEXT 1号を乗せてみます。やはり、サイクロンの方が一回り大きいです。見る角度固定であれば何とか・・・。

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【カウル】
フロント分部はエポパテにて形状を変更、特徴的はライト部分の窪みも再現あしています。
ライトのレンズはクリアパーツを使用し、裏からクリアブルーで塗装しています。
スクリーンはPET製でバキュームフォーム成型し、カウルには金属挽き物リベットを差して瞬着で点止めています。
ロアカウルはデカールを貼るクリアランスを確保の為、下に延長。
サイドは上下接合部をスジボリで表現した後、カウルファスナーを金属挽き物の平マイナスヘッドで再現しています。
フロントカウル~サイドカウルは本体にネジ止めはせず、被せてあるだけです。

【エキゾースト】
ノーマルのCBR1000RRはセンターのサイレンサー1つのみですが、サイクロン号ではセンターとサイド(右)にチタン製のサイレンサーが付いています。
現物の資料を基に形状を決定し、センターはスクラッチ、サイドはタミヤキットをベースに作成しています。
実車同様、サイレンサーの両端の帯にあるリベットもは金属挽き物リベットで再現しました。

【足回り】
マグホイールを再現する為に、タミヤの1/12 カワサキ Ninja ZX-RRからホイールを移植。
ブレーキディスクは穴を開けています。
フロントのディスクはフローティングピンを再現しました。
エアバルブは金属挽き物パーツに変更しています。
フロントフェンダーも形状が異なる為、エポパテで改修しています。

【デカール】
全てMDプリンタにて自作しています。

【塗装 [C]:クレオス、[F]:フィニッシャーズ、[G]ガイアノーツ、[T]タミヤ 】
白:[F]ファンデーションホワイトを塗装後、[F]ファンデーションホワイトにパールパウダー(ホワイト)を混ぜたものを塗装しています。

赤:[C]黒→[C]スーパーファインシルバー→[C]クリアレッド+パールパウダー(レッド)

黒:[F]ウェストブラック

エキゾースト:[C]ブラック→[C]メッキシルバー

サイレンサー:[C]ブラック→[C]スーバーチタン→[C]クリアブルー、[C]クリアパープルで焼けを再現。

ホイール:[C]ブラック→[T]缶スプレーのアルミシルバーを容器に移し、エアブラシ

【仕上】
カウルはデカールを貼り付け後、ウレタンクリアでコート。
フロントフェンダーとヒートガードはカーボンでカールを貼り付け後、ウレタンクリアでコート。
2000番のペーパーで表面を均した後、Mr.コンパウンドの細目→極細の順に磨いています。
最終的に、ハセガワのコーティングポリマーを掛けています。