2016年5月10日

S.H.フィギュアーツ ゴースト オレ魂 小改造リペイント 完成編

DSC_3337.jpg S.H.フィギュアーツ ゴースト オレ魂 小改造リペイント 完成しました。
作成工程については前回の記事「S.H.フィギュアーツ ゴースト オレ魂 小改造リペイント 工作編」を参照して下さい。

DSC_3340.jpgDSC_3341.jpg 今回新たにハンディタイプのUV LED(PW-UV943H-04)を購入して撮影に使っています。以前の環境では写りにくかった細いオレンジのラインもよく写ってくれます。

DSC_3346.jpgDSC_3345.jpg LEDなので一方向での照射となり、ぼんやりと包み込むようには紫外線が当たらないのが欠点でしょうか。とはいっても蛍光管タイプは使ったことがないので比べられませんが。

DSC_3359.jpg やはりポイントはチェストのマークがクリアパーツの下にあることでマークが歪んで見えることでしょうか。

DSC_3368.jpg 改造当初はあまり変わらんかな?とも思いましたが、無改造品と比べるとその効果を感じられます。え、感じられない?

DSC_3369.jpg 発光箇所の違いや発光の仕方の違いがおわかり頂けると思います。

特に書くこともないので何枚か・・・・
DSC_3351.jpgDSC_3352.jpg 処刑人ぽい。

DSC_3381.jpgDSC_3382.jpg

DSC_3384.jpgDSC_3383.jpg

DSC_3376.jpgDSC_3374.jpg ふらりと浮かんだ感じで。

DSC_3389.jpgDSC_3390.jpg

DSC_3404.jpgDSC_3405.jpg ポージングのセンスが無くアクションポーズが苦手なんです、格好良いポーズを付けられる方が羨ましい。

DSC_3394.jpgDSC_3393.jpg と言いつつもこういった素立ちが好きなんです。

DSC_3372.jpg 前作、ダークカブトさんと。

DSC_3411.jpg ゆらーりと揺れる感じを出したかったけど上手くいきませんでした。どうしたら良い?

DSC_3332.jpg 以上、S.H.フィギュアーツ ゴースト オレ魂でした。

例によってアレしています。

日亜化学工業社製UV-LED搭載 9灯ブラックライト(ハンドライトタイプ) PW-UV943H-04

日亜化学工業社製UV-LED搭載 9灯ブラックライト(ハンドライトタイプ) PW-UV943H-04

2016年5月 8日

S.H.フィギュアーツ ゴースト オレ魂 小改造リペイント 工作編

先日発売されたS.H.フィギュアーツ ゴースト オレ魂ですが、ムチっとした感じが再現されており良い感じに思います。ダークカブトで蛍光デカール作成を試していたのでゴーストがUVで蛍光しなかったらデカールを自作しようと計画していたのでした・・・。

が、予想は良い意味で裏切られ商品状態である程度蛍光してくれます。
パーカーのオレンジ部分が光らなかったのは未だ良いのですが、チェストの白い眼玉マークが光りません。この事を考えると各ラインがUVに反応したのはたまたまで仕様ではないと思われます。また、実物のチェストのラインはクリアパーツの裏(下)に入っているのですが、フィギュアーツではクリアパーツの上にプリントされています(商品サンプルの時点ではクリアパーツの下にプリントされていた様です)。今回は蛍光していない箇所への蛍光カラーによるリペイントとチェスト部分の改修を行うことにしました。

先ずは分解ですが、分解に関しては「ホビーサーチのブログ」にて細かく説明されています。特にペンチを開いての頭部分解は目からウロコでした。

DSC_3258.jpg 複眼モールドがある側にはガイアの蛍光レッドを塗装しました。これによってより劇中に近い色味になります。また、フェイスパーツの裏につや消し(あらめラフ)を塗装しています。(塗装は全てエアブラシで行っています)

DSC_3243.jpg ※これは失敗例なので注意!フェイスパーツ裏に蛍光レッドを塗装したところ、UV照射時にオレンジに蛍光してしまいました。劇中はもっとイエロー寄りなので修正しています。一旦フェイスパーツ裏の塗装を全て落としてガイアの蛍光オレンジを塗装後につや消し(あらめラフ)を塗装しています。これによって商品状態よりもより蛍光効果を得ることができました。転んでもただでは起きず。

Chi1XmAUgAEifB0.jpgChi1XmCUcAA4uW0.jpg チェストのマークはクリアパーツではなく本体にデカールを貼って再現します。
先ずは白ラインの目玉。こちらは青白く蛍光する為、特色ホワイトで矩形を印刷した後にガイアの蛍光クリアーを吹き付け、更にその上にブラックでマスクパターンをプリントしました。
蛍光クリアーは透明ですが、UVを照射すると青白く反応します。プラスチックのクリアーパーツも青白く反応することが多いです。また、チェストカバーのクリアパーツ(恐らくPET製)は残念ながら青白く反応していまいます。
※クリアレジンは反応しなかったのでいつかは・・・・。

残るオレンジのラインですが調色が大変でした。未蛍光状態と蛍光状態の色味を既存の塗装と合わせる必要がある為です。今回色々とテストしています。

ChnKgc-U4AAX93O.jpg 先ずは失敗作その1
デカールに赤の矩形を印刷し、その上からクレオスの蛍光オレンジを吹いた後にブラックでマスクパターンをプリント、更にEXクリアーでコートした物。
何が失敗かってクレオスの蛍光オレンジはマットで乾燥するとひび割れが発生します。デカールシートから切り出すと塗装がボロボロと剥がれてしまい使い物になりません。

ChqHlaeUkAEY-Tt.jpg 失敗作その2
デカールに赤の矩形を印刷し、その上からガイアの蛍光オレンジと蛍光レッドを調色したものを吹いた後にブラックでマスクパターンをプリントした物。
ちょっと色がケイン過ぎて既存ラインと色味が合わず没にしました。
が、こちらの方が劇中に近い気がします。

Chqv8VOU4AAqSVN.jpg そして最終的な成果物がコチラ。
デカールに特色ホワイトの矩形を印刷し、その上からガイアの蛍光オレンジと蛍光レッド、更にバーチャロンカラ―のビビッドオレンジを調色したものを吹いた後にブラックでマスクパターンをプリントした物。
多少色味は違うものの違和感を感じるほどではないのでこれで良しとしました。
既存のラインはちょっと下地の黒が透けている感じなので特色ホワイトを抜いたら更に近づくのではと思いましたが面倒なので試しませんでした。次回があるならばその時に・・・・。

ChssJ_CU4AAObE-.jpg 各パーカーはチェストのラインで使用した調色した蛍光オレンジを使用しました。ガイアノーツの蛍光オレンジをそのまま使うと反応が強すぎて他が目立たなくなるのですが、調色したカラーを使うことで他とのバランスを取っています。また、四肢のパーツにはガイアのEXクリアを吹いてグロス仕上げとしています。
チェストのクリアパーツは表面のラインプリントを薄め液(モデレイトシンナー)を使って落としています。

次回は完成編をお届けすると同時にアレする予定です。

2016年5月 1日

S.H.フィギュアーツ 真骨彫改造 ダークカブト 工作編

完成編は前回既に公開済なのでそちらを参照してください。

CgPF_rUUsAAf2xd.jpg large.jpg カブトをダークカブトに改造する際の一番の障害はクリアイエローの複眼でしょう。真骨彫カブトの複眼のクリアブルーは塗装ではなく成形色です。以前、ケタロスを作成した際は蛍光イエローを重ねることでグリーンに発色する様にしましたが、今回は同仕様もありませんので複製しました。

CgXRDQzVAAAllSd.jpg 以前はクリア素材での複製はデブコンETを使っていましたが、今回はクリアレジンNEOを使用しました。硬化に時間を要しますが気泡抜けはデブコンETに引けをとらない位良いです。また黄変しにくいらしいので今後はこちらを使って行きたいと思います。

darkkabuto_decal.jpg 次なる障害はデカールです。今回はパターンを(UVで)発光させるという目標がありました。昔はOKIで蛍光レッドのインクリボンがあったらしいのですが現在では手に入りません。以前、バースのバイザー発光でバイザーを蛍光塗料で塗装した後に黒いマスクデカールを塗装の上から貼り付けて発光パターンを再現したことがあるのでその手法を用います。
CdhD-9bUAAAZkb-.jpg そうやって作成したのが以前Twitterに載せたマスクデカールです(当時は発光させることは伏せていましたがピンと来た人はいたかも)
ただ本体に部分的に蛍光塗装を行うシミュレーションを行うと結構面倒臭いんですよ。そこで思いついたのが塗装の上にプリントできないかと・・・。

DSC_3115.jpg 先ず、クリアデカールシートにメタリックシルバー > マゼンタ > イエローをプリントしてメタリックレッドのデカールシートを作り、

DSC_3116.jpg その上にガイアノーツの蛍光レッドをエアブラシで吹きます。

DSC_3113.jpg その上から黒のマスクパターンを印刷。想定以上に上手く行きました。MDプリンタ、流石と言うしかありません。今月末でインクリボンも絶版となります。

CgySQZ1UoAA6BAZ.jpg あとは本体を心おきなくウィノーブラックで塗装した上から作成したデカールを貼り付けてクリアコートしています。結構断面から蛍光塗料レイヤがコニチハするので貼り付けた後でリタッチが必須です。これが結構面倒くさかった。あと、曲面にデカールを馴染ませるのに苦労したのですが今回はタミヤのデカールのり使ってみました。マークソフターやフィッターは馴染ませている際に位置がズレてイライラするのですが、このデカールのりはそのイライラがかなり軽減されました。引っ張る様に馴染ませることも可能でかなり優秀です。もっと早く使えば良かった。

今回の手法は色々な場面で使えそうです。但し、本体ベース色が黒という前提です。遮光の関係もあるけど、他の色だとプリンタで色を再現するのが難しくデカールの境界がまるわかりになってしまいます。
実は先日発売されたゴーストのオレ魂はUVで発光しなかったら、この手法でデカール作る予定でしたがその必要はありませんでした。グッジョブバンダイ!と思いつつも胸の部分がイマイチなのでここだけ対応してみようと思います。

S.H.フィギュアーツ 真骨彫改造 ダークカブト いきなり完結編

DSC_3137.jpg いつもは作成途中記事を先に載せているのですがネタバレになってしまうので順番を変えていきなり完成編をお届けします。

DSC_3130.jpg 真骨彫第一弾のカブトが発売された時、誰もが思ったことでしょう、プレバンかイベント限定でダークカブトが出るな・・・と。単なる色替えであるのに一向に出る気配がありません。幸いフィギュアライズ6にダークカブトのシールが入っており、それをトレースしてデカールデータは作成してあったので一丁作ってやろうと思った次第です。

DSC_3153.jpgDSC_3166.jpg twitterでは既に完璧な改造品を公開している方が居ます。作製にあたり色々資料を検索していたところこんな画像を見つけました。
darkkabuto.jpg ほう・・キャストオフ時にパターンが発光するのか・・・じゃあ、差別化の為に一丁こいつを再現してやろうじゃなかろうかと。色々と試行錯誤しましたが、その工程はまた次回。

DSC_3163.jpgDSC_3164.jpg 複眼の発光がチト弱いので撮影は苦労しました。私の腕ではここいらが限界Death. ちゃんと黄色に発光する様にしたんですがこの写真は緑になっちゃってるなぁ(汗

DSC_3182.jpgDSC_3184.jpg 因みに頭部のラインは発光しないんですよ(動画でも確認)、何でなんだろ?

DSC_3172.jpgDSC_3174.jpg やっぱり緑になっちゃってるな・・・だったら素直に蛍光イエロー使えばよかったかも。

今回はプライベート作品につきアレの予定はありません。久々に自分の為に改造した気がします。
次回のブログでは作成途中の記事を書く予定です。