2008年11月27日

VF-25F メサイア 制作2

ホビージャパンの作例を参考に足首のボールジョイント(以降BJ)化を行います。
モスゴジさんからリクエストがあった為、いつもより詳細です(笑。

DSC06615.jpg 先ずは未改造の状態。スネ分部をバラしてアンクルのユニットを取り出します。

DSC06616.jpg 使用するBJはイエサブの「関節技」という商品です。このBJは保持力が強く、強度が欲しい分部に最適です。また、切削や塗装も可能なのが特徴です。今回の改修では「関節技」限定といっても過言ではないでしょう。同ランナーに大・中・小のBJがセットされていますが今回は中サイズのものを使用します。このサイズ、改修で置き換える箇所とミラクルフィットします。キットのディフォルトの状態だと、スネとアンクルの関節では前後の回転しか出来ません。(注:但し、アンクルとベクタードノズルを繋ぐ分部ではそれ以上の可動が可能。だけど可動範囲は狭い)

DSC06617.jpg 不要分部をカットしていきます。ハセガワのトライツールのエッチングソーを好んで使います。いきなりギリギリのラインでカットしていますが、馴れない人は余裕をもってカットした後、ヤスリで整形した方が良いでしょう。

DSC06618.jpg 不要分部を除去した状態です。

DSC06619.jpg BJの軸を受ける為の穴を開口します。BJの軸はφ3mmなので、上、下パーツ共に中心にピンバイスでφ3mm開口します。赤丸の分部の突起は開口後に除去します(右側も忘れずに)。これが残っているとBJを動かしたときにテコの原理でBJが外れてしまうんです。

Tips:この時、いきなりφ3mmではなく、φ1mm -> φ2mm -> φ3mmと徐々に径を上げて開口すると上手くセンター出しが可能です。木工でドリル使うときと同じですね。

DSC06621.jpg スネ側のBJの軸の先端は平らにカットするのではなく、スネ側のパーツの形状に合わせて、中心に向かって半球状に窪んだ形状にしています。接着面積を大きくする為です。スネパーツに接着してから整形するのはお勧めできません。理由はパーツ内側にスライドを固定する為の微妙な凹凸があるのですが、その分部を誤って削ってしまう恐れがある為です。

DSC06622.jpg スネユニットに組み込んでみます。タイトな設計の為、BJ受側は前後・左右を削る必要があるみたいです。特に赤丸の分部が干渉します。HJの作例でも良く見ると削ってありますね。

DSC06623.jpg 受け側を金ヤスリで削りました。四角に近い形状になります。

DSC06624.jpg 無事にスライド格納が出来ました。

DSC06626.jpg 効果は・・・正直言って微妙です。アンクルが横ロール可能になったのは良いですが、元々各パーツがタイトな為に可動範囲が大きく変わるというわけではないですね。接地性は向上していると思います。でも、この微妙な変化が大きいのですよね、ポージングって。

コメント

めちゃくちゃ参考になります!
詳細な解説をありがとうございました。

僕も頑張ってみます!

現在の進行具合は機首部分の組み立てをチマチマとやっている程度です…。
急に忙しくなり、時間がなくなってしまいましたorz

おお、ありがたやありがたや~
すごく助かります。
なんかテンション上がってきたんで
私も頑張ります!!

楽勝と思っていたのですが、BJを削らなくてはいけないので結構面倒でした。でもしなければならないことが事前に分かっていればそんなに時間はかからないと思いますよ。
ヤスリは大阪に在住していた時に神戸スキヤキという店で扱っているヤスリを使用しています。凄く良く削れます。使用頻度はそんなに無いものの、2年以上経ってもまだまだ現役です。
http://www.dp-hobby.com/html/p_file.htm