2005年10月22日

MG GUNDAM ver.ka 制作記 其ノ八

GMカスタムの襟を更に今回のver.kaの形状にあう様に整形します。
前方には1mmプラ板を貼って延長(斜めに貼っている為、実際は1mm以上延長されます)。
見た目が縦長になってしまうので、台形の形状の部分にもプラ版を貼って削りだしています。
首が入る部分に0.5mm版を貼っていますが、これは下部を削りすぎたために補正の目的で貼っています。
後にくり貫くかも。涎掛けの部分も前回の物から作り直しています。

そろそろ腰の部分にも着手します。
腹のパーツはコアブロック格納の機能を廃止してムクな状態にしていますのでキットの接続部は使用できず、
今まではキットのコアブロック下部のパーツを詰めて、腹ブロックと両面テープで仮止めしていました。
この接続だとボールジョイントが生きている為、腰がグラグラします。
ということでこの基部をスクラッチします。ver.kaは腰が回転しないデザインなので可動はオミットします。
5mm厚のポリパテ版より削り出しますが、今回はいつもと違った方法で作ってみたいと思います。
この方法は週間アスキーにて連載中の「カオスだもんね!」というレポート漫画の4巻(ホビー編)に「サワダ式」として紹介されたフィギア原型作成のテクを応用したものです。
まず、方眼の入った厚紙に削り出したい形状の原寸図を描きます。今回は腹のパーツの下部に合わせた形とするためにパーツをなぞって書いています。
別に方眼紙であくても良いけど、シンメトリーの確認がし易いでしょ?
そして、欲しい高さの壁を厚紙から作ります。今回のパーツは曲線を含んでいたのでおおよその型をつくりましたが、直線的なパーツであれば丁度の型を作る事も可能だと思います。
枠型は木工用ボンドにて先ほど書いた図面を囲む様に貼り付けます。
その後、ポリパテを流し込んで、帯広のセロハンテープを張ったプラ版で蓋をします。
蓋にモリモリが盛ってありますが、気にしない。廃品利用です。
ポリパテは微量のラッカーシンナーで希釈しました。が、少し脆くなるのが難点です。
硬化後(完全硬化前の方がはがし易い)、型を外します。するとシャープで書いた図がポリパテに転写されます。
これをガイドに削り出して行きます。
まあ、今回はゲージとなるパーツが別に存在する為、ポリパテに図を転写する必要は無かったのかも知れないけど試してみました。
紹介されていた「サワダ式」は図をコピーしてトナーを転写させるというものでしたが、鉛筆でも行ける様です。
PCで図を描いてプリントアウトしてポリパテをのせても転写できるかもしれません。

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水口 幸広

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